2013年1月26日土曜日

―季節を加えた判断例、その4―

ライバルを出し抜く方法、その1

 次に、ライバルを出し抜く方法を考えてみる。
 例えば、営業をライバルより有利に進めたり、新製品をライバ
ルより多く売るための市場投入の時期など、タイミングが重要に
なってくる。
 仮に、ライバルが優位にあり、あなたが不利な状態とする。
 ライバルが母で、あなたが子。
 ライバルにはまだ支援者はいないとして父は「出」だけで考え
る。
 ライバルがすでに行動を起しているのなら母は「入」。
 あなたが遅れているのなら子は「出」。
 母子父の関係は「入出出」とし、すべての季節をみてみる。

 「光影光 入出出」(春の晴れた日)は耕耘。

5―光影光 入出出―凸凹凸 凹凸凸
 耕耘。
 モグラやミミズが土を掘り起こす。
 自然が活動を本格化させ、生命が成長し始める。
 新しい発見やアイデアが生まれる。
 積極的に活動すれば利益がある。
 0-0=-0:日曜日の午後***揺さぶられる。影響を受け
る。

¦|¦|¦¦ 水山蹇(すいざんけん)

○易経の解釈

蹇(けん)は足が不自由ということで、歩みが遅いので、暖かい
場所はよい。寒い場所はよくない。経験者に相談したほうがよい。
それに従えば良いことがある。

初六は、あがいても良いことはないが、受け入れれば認められる。
六二は、苦難のまっただ中にある。しかし、それは自分一人だけ
ではない。
九三は、行動すれば困難が待ち受け、待っていれば好転する。
六四は、行動すれば困難を一人で背負い込むことになるが、待っ
ていれば大勢で対処できる。
九五は、困難が増すが、助けは必ず来る。
上六は、あせって行動すればさらに困難は増すので、今はじっと
耐えることだ。そうすれば良くなる。経験者を探し、相談して対
処するほうがいい。

 タイミングとしてはいいが、今までとは違ったアイデアがあっ
たほうがいい。
 営業の方法を変えてみる。
 新商品に新しいアイデアがあるのか検討する。