2013年1月26日土曜日

―季節を加えた判断例、その3―

アメリカの関与するアジア情勢、その3


 打開するには「入入入」の関係を何とかしなければいけない。
 「キーワード早見表」の「光影影」(夏の曇った日)と「光光
影」(夏の晴れた日)の中から調べてみると、

 「光影影 入出出」(夏の曇った日)は帰巣。

13―光影影 入出出―凸凹凹 凹凸凸
 帰巣。
 目的を達成して巣に帰る。
 順調に仕事が終わり、緊張から開放される。
 レジャーが盛んになり、遊び方が多様化する。
 遊びは食事の次に必要なものだ。
 2-0=+2:火曜日の午前***軌道に乗る。目標を見つけ
る。

¦|||¦¦ 沢山咸(たくざんかん)

○易経の解釈

 咸(かん)はゆきわたるということで、意思の疎通ができてい
る。ことが順調にはこぶだろう。協力しあうのはいいことだ。

 初六は、影響力がほんのわずかしかない。
 六二は、悪影響がある。いずれ災いになる。一旦停止して様子
をみることだ。
 九三は、他人に左右されている。しょせんは猿真似だ。実行し
ても得るものはない。
 九四は、積極的な行動は無駄ではなく、悔いも残らない。消極
的に行動したのでは、賛同する者は少ない。
 九五は、無反応だ。良いことにも悪いことにも全く影響されな
い。
 上六は、すぐに影響されて、騒ぎ立ててしまう。

 「光光影 入出出」(夏の晴れた日)は原点。

21―光光影 入出出―凸凸凹 凹凸凸
 原点。
 本拠地がなければ発展はしない。
 本業を忘れ、利益を追い求めれば情勢を見失い、規律は乱れ、
集団の力を一つにまとめることはできない。
 まず足元を固め、持てる力を有効に使う。
 新しいものは外で利用することにとどめ、内部に受け入れない。
 3-0=+3:水曜日の午前***流される。逆らえば傷つく。

¦¦||¦¦ 雷山小過(らいざんしょうか)

○易経の解釈

 小過は小さ過ぎるとうことで、相手にされない。だから、すん
なり事がはこぶ。日常では役に立つが、重要な日には役立たない。
発言は受け入れられない。高望みはできないが、地道に達成でき
る。結果的に得るものが多くある。

 初六は、高望みすれば災いがある。
 六二は、重要なことは避けて、些細なことに目を向ける。重要
人物に会うには、まずその補佐役に会え。そうすればうまくいく。
 九三は、些細なことを見逃すと、それに乗じて足元をすくわれ
る。大きな痛手になるだろう。
 九四は、影響力がない。だから、すんなりと実行できる。しか
し、調子に乗ると危険だ。力のないことを自覚するべきだ。いつ
も同じ手は通用しない。
 六五は、準備は整っているが実行できない。自ら実行して手本
を示す必要がある。そして、意思疎通をはかり、部下の信頼を得
ることだ。
 上六は、奇抜すぎて、誰もついていけない。孤立すれば、なに
も防ぐことができない。だから、狙われやすい。これは自業自得
だ。

 というのがあり、母である日本が主導権を握り、父のアメリカ
が口出しせず、子のアジア諸国が自由に交流できるようになれば、
目的が達成でき、それぞれが自分たちの得意分野に専念して共存
し、対立を解消できる。
 逆にアジア諸国が主導権を握り、日本がそれに従ってもよい。
 アメリカの口出しが問題を複雑にしていると考えられる。