2013年1月19日土曜日

50―影影影 出入入―凹凹凹 凸凹凹

 侵食。
 山が削られて谷ができる。
 蓄えていたものが使われ、減っていく。
 浪費しているわけではなく、有効に使われて利益になっている
ので問題はない。
 蓄えたものは使わなければ腐る。
 -3+2=-1:月曜日の午後***散らばる。小さく弱い存
在。

|||¦|| 天沢履(てんたくり)

○易経の解釈

 履(り)は、踏み越えるということで、危険を乗り越えて、先
駆けとなる。快調だ。

 初九は、前人未到に挑む。実行に障害なし。
 九二は、順調に計画が実行され、障害もない。競争相手がいな
いので、順調なのだ。
 六三は、能力以上のことに挑戦しようとしている。そんな危険
を冒しても、人に好評かされない。命とりになるだけだ。人の先
を行く者だけが、大業を成し遂げられるのだ。
 九四は、危険を乗り越える。協力を求め、用心深く対処すれば、
達成できる。
 九五は、決まりに従い踏み越える。他人に左右され、自らの能
力を考慮しないので、困難にあう。
 上九は、踏み越えた経験から、成功する方法を検討する。これ
を繰り返していけば、成功に近づく。

○易経の読み下し文

 虎の尾を履(ふ)むも、人を咥(くら)わず。亨る。

 初九は、素履(そり)す。往くも咎なし。
 九二は、道を履むこと坦坦たり。幽人、貞しくして吉なり。
 六三は、眇(すがめ)にして能く視るとし、跛(あしなえ)に
して能く履むとす。虎の尾を履めば、人を咥(くら)う。凶なり。
武人、大君となる。
 九四は、虎の尾を履む。愬愬(さくさく)たれば終には吉なり。
 九五は、夬(さだ)めて履む。貞しけれども厲(あやう)し。
 上九は、履むを視て祥(しょう)を考(かんが)う。それ旋
(めぐ)れば元いに吉なり。

○易経の原文

 履虎尾不咥人。亨。

 初九、素履。往无咎。
 九二、履道坦坦。幽人貞吉。
 六三、眇能視、跛能履。履虎尾咥人。凶。武人爲于大君。
 九四、履虎尾。愬愬終吉。
 九五、夬履。貞厲。
 上九、視履考祥。其旋元吉。