伝達。
遠く離れていても見えない糸で結ばれている。
情報交換し、気持ちを同じにしておく。ただし、情報には雑音
が含まれる。
情報の入手先は複数あったほうがいい。
1-2=-1:月曜日の午後***散らばる。小さく弱い存在。
¦¦¦|¦| 地火明夷(ちかめいい)
○易経の解釈
明夷(めいい)は公明正大ということで、困難をともなうが、
実践すべきだ。
初九は、不正を明らかにすると、非難され、役目を奪われる。
そうしたまじめな者ほど逆境のなかにある。探し出せば賢人の言
葉が聞ける。
六二は、不正を明らかにする。痛手をこうむることになるだろ
う。しかし、支持者が増えるので、得るものがある。
九三は、不正を明らかにするには、第三者の力を借りて告発し、
世論を味方にするように訴える。あせらずじっくりとおこなうこ
と。
六四は、真意を確かめて、公明正大の立場で、よく検討して決
断する。
六五は、不正に立ち向かう勇気がある。だから、怖れることは
ない。
上六は、公正を装い、不正を隠している。その利益が大きけれ
ば、損失は計り知れない。
○易経の読み下し文
明夷(めいい)は、艱(くる)しみて貞しきに利ろし。
初九は、明、夷(やぶ))れて、ここに飛び、その翼を垂(た)
る。君子、ここに行きて、三日食わず。往くところあれば、主人、
言あり。
六二は、明、夷る。左股(さこ)を夷る。もって拯(すく)う
に馬、壮(さか)んなれば、吉なり。
九三は、明、夷れて、ここに南狩して、その大首を得たり。疾
く貞しくすべからず。
六四は、左腹に入り、明夷の心を獲て、ここに門庭を出づる。
六五は、箕子(きし)の明、夷る。貞しきに利ろし。
上六は、明らかならずして晦(くら)し。初めは天に登り、後
には地に入る。
○易経の原文
明夷、利艱貞。
初九、明夷、于飛埀其翼。君子于行、三日不食。有攸往、
主人有言。
六二、明夷、夷于左股。用拯馬壯、吉。
九三、明夷、于南狩、得其大首。不可疾貞。
六四、入于左腹、獲明夷之心、于出門庭。
六五、箕子之明夷。利貞。
上六、不明晦。初登于天、後入于地。