選別。
川砂をふるいにかけ、砂金を探す。
原石をどう磨くかで価値が変わってくる。
残っているものには理由があり、残るだけの価値がある。
自分に試練を与え、それに耐えなければいけない。
-0-1=-1:月曜日の午後***散らばる。小さく弱い存
在。
|¦¦||¦ 山風蠱(さんぷうこ)
○易経の解釈
蠱(こ)は、群がるということで、そこに利益になるものがあ
るということだ。参加したほうがいい。最初は苦しいだろうが、
守りを固めて、最後は人を扱えるようになる。
初六は、先人の事業を引き継ぐ。一緒に働いていた者なら正し
く継承できる。混乱があるだろうが、やがて軌道に乗る。
九二は、先人の名声を引き継ぐ(親の七光り)。あてにしない
ほうがいい。
九三は、先人の事業を引き継ぐ。戸惑うことがあるだろうが、
道を外れたわけではない。
六四は、先人の財産を引き継ぐ。それをあてにしていると何も
身につかない。
六五は、先人の事業を引き継ぐ。さらに事業を拡大することが
できる。
上九は、安易な利益に飛びつかない。価値を高めることに努め
るべきだ。
○易経の読み下し文
蠱(こ)は、元いに亨る。大川を渉るに利ろし。甲に先だつこ
と三日、甲に後るること三日。
初六は、父の蠱(やぶれ)を幹(ただ)す。子あれば考(ちち)
も咎なし。厲(あや)うけれども終には吉なり。
九二は、母の蠱を幹す。貞にすべからず。
九三は、父の蠱を幹す。小しく悔あれども、大いなる咎なし。
六四は、父の蠱を裕(ゆる)やかにす。往けば吝を見る。
六五は、父の蠱を幹す。もって誉れあり。
上九は、王侯に事(つか)えず。その事を高尚にす。
○易経の原文
蠱、元亨。利渉大川。先甲三日。後甲三日。
初六、幹父之蠱。有子考无咎。厲終吉。
九二、幹母之蠱。不可貞。
九三、幹父之蠱。小有悔、无大咎。
六四、裕父之蠱。往見吝。
六五、幹父之蠱。用譽。
上九、不事王侯。高尙其事。