2013年1月25日金曜日

59―影影光 出出入―凹凹凸 凸凸凹

 忍耐。
 雪に閉ざされて何も得られない状態。
 蓄えがあってもいずれなくなる。
 こういう時に真価が問われる。
 限界を知れば、将来、貴重な財産になる。
 -1+3=+2:火曜日の午前***軌道に乗る。目標を見つ
ける。

||¦¦¦| 風雷益(ふうらいえき)

○易経の解釈

 益(えき)は、こぼれるということで、勢いよく移動する。大
事業を始める好機だ。

 初九は、長い間、練った計画を実行にうつす。多大な成果があ
り、順調にはかどる。
 六二は、こぼれたものに価値をみいだす。そうすれば、利益は
増大する。持続して長い間、得ることができる。知恵を使って、
普通の物に付加価値をつける。だから、差益が出るのだ。
 六三は、勢いをつけるには、危機がせまっていることに気づか
せればいい。嘘偽りがないということは、図や画像で公開して説
明すればいい。
 六四は、嘘偽りがなければ、世論に訴えれば、協力してくれる。
あとは、その勢いにのって大きく変革することができる。
 九五は、こぼれる物は、訳を話して快く配布する。疑われるこ
となく信頼を得られる。金銭、物品の利益を得るのではなく、心
が豊かになることを利益とする。
 上九は、こぼすことはしない。それどころか、こぼれそうな物
は捨てる。良心のかけらもない。これでは、非難されるだけだ。

○易経の読み下し文

 益(えき)は、往くところあるに利ろし。大川を渉るに利ろし。

 初九は、もって大作をなすに利ろし。元いに吉なれば、咎なし。
 六二は、あるいはこれを益す。十朋(じっぽう)の亀も違(た
ご)うこと克(あた)わず。永貞なれば吉なり。王、もって帝に
享(きょう)す。吉なり。
 六三は、これを益すに凶事を用うれば、咎なし。孚ありて中行
なれば、公に告ぐるに圭(けい)を用う。
 六四は、中行なれば、公に告げて従わる。もって依ることをな
し国を遷すに利ろし。
 九五は、孚ありて惠心(けいしん)あり。問うことなくして元
いに吉なり。孚ありて我が德を惠とす。
 上九は、これを益すことなし。あるいはこれを擊つ。心を立つ
ること恒(つね)なし。凶なり。

○易経の原文

 益、利有攸往。利渉大川。

 初九、利用爲大作。元吉、无咎。
 六二、或益之。十朋之龜弗克違。永貞吉。王用享于帝。吉。
 六三、益之用凶事、无咎。有孚中行、告公用圭。
 六四、中行告公從。利用爲依遷國。
 九五、有孚惠心。勿問元吉。有孚惠我德。
 上九、莫益之。或擊之。立心勿恆。凶。