2013年1月5日土曜日

28―光光光 出出出―凸凸凸 凸凸凸

 軟強。
 弱々しいものほど強い。
 アメーバーのように変形し、どんな状況にも対応できる。
 無防備で災難に遭っても、致命傷とはならない。
 それは身を捨て、生に執着していないからだ。
 1+1=+2:火曜日の午前***軌道に乗る。目標を見つけ
る。

¦¦¦¦¦¦ 坤為地(こんいち)

○易経の解釈

 坤(こん)は従順ということで、好かれて受け入れられる。だ
から、力を存分に発揮できる。新しいことには戸惑うが、指導を
すれば、少しずつ慣れていく。猫のように、付かず離れずといっ
た距離感でいるのがいい。そして、流れに身をまかせていればよ
い。

 初六は、兆しに注意して、防備をかためておくこと。
 六二は、勘が鋭い。それは、習ったものではなく、天性のもの
だから作為がない。
 六三は、才能を磨いて、いつでも発揮できるようにしておくこ
と。そして、いざという時には、その才能をひけらかすのではな
く、誰にも気づかれずに終えるぐらいがいい。
 六四は、でしゃばらず、口外しないこと。そうすれば、嫌われ
ず、自然でいられる。
 六五は、作為のない行動は、魅力的で信頼を得られる。
 上六は、けんかをすると激しいものとなる。そして、いつまで
も恨みが残る。
 用六は、この卦はすべてが陰なので、一から十のうち、偶数だ
けを足して、一桁の数で一番大きい六(二+四=六)の影響だけ
がある。六は安定していて、変化を吸収する柔軟さがある。

○易経の読み下し文

 坤(こん)は、元いに亨る。牝馬(ひんば)の貞に利ろし。君
子往くところあるに、先んずれば迷い、後るれば主を得。西南に
は朋(とも)を得、東北には朋を喪(うしな)うに利ろし。貞に
安んずれば吉なり。

 初六は、霜を履(ふ)みて、堅冰至る。
 六二は、直・方・大なり。習わざれども利ろしからざることなし。
 六三は、章(あや)を含みて貞(てい)にすべし。あるいは王
事に従うも、成すことなくして終わりあり。
 六四は、囊(ふくろ)を括(くく)る。咎もなく誉れもなし。
 六五は、黄裳(こうしょう)、元吉なり。
 上六は、龍、野に戦う。その血、玄黄(げんこう)なり。
 用六は、永く貞(ただ)しきに利ろし。

○易経の原文

 坤、元亨。利牝馬之貞。君子有攸往、先迷、後得主。
 利西南得朋、東北喪朋。安貞吉。

 初六、履霜堅冰至。
 六二、直方大。不習无不利。
 六三、含章可貞。或從王事、无成有終。
 六四、括囊。无咎无譽。
 六五、黄裳、元吉。
 上六、龍戰于野。其血玄黄。
 用六、利永貞。