2013年1月5日土曜日

22―光光影 入出入―凸凸凹 凹凸凹

 分断。
 雷は光と音によって、見にくく聞こえなくする。
 人は欲望によって、真実がみえなくなる。そして、外見や甘い
言葉に惑わされ、大切なものを失う。
 見栄をはらないことだ。
 3-2=+1:月曜日の午前***光に照らされる。認識され
る。

¦¦||¦| 雷火豐(らいかほう)

○易経の解釈

 豐(ほう)はあまりあるとうことで、余裕がある。権力者はこ
れに頼る。心配せず、有効活用することだ。

 初九は、余分は分配することだ。相手が勢いづいても問題はな
い。実行すれば、与えた以上の信頼が得られる。
 六二は、余裕は物を見えなくする。そして、さらなる欲望をか
きたてる。行過ぎるとねたまれ、恨まれる。有効に発散してこそ、
豊かになるのだ。
 九三は、過剰な余裕で身動きがとれない。だからうまく活用が
できないでいる。やがては手放すことになるだろう。毒にも薬に
もならない。
 九四は、余裕は物を見えなくする。そして、さらなる欲望をか
きたてる。それを諌める人の言葉を聞けば、良い経験となる。
 六五は、分け与える余力があることを皆に伝えれば、喜ばれ、
慕われる。そして信頼を得られるだろう。
 上六は、余分を独り占めにし、隠している。誰にもそのことを
告げようとしない。そんなことをすれば徐々に人は去っていく。
災いを招くことになるだろう。

○易経の読み下し文

 豐(ほう)は、亨る。王これに仮(いた)る。憂うることなか
れ、日中に宜し。

 初九は、その配主に遇う。旬(ひと)しといえども咎なし。往
けば尙(たっと)ばるることあり。
 六二は、その蔀(しとみ)を豐(おお)いにす。日中に斗を見
る。往けば疑い疾(にく)まるることを得ん。孚ありて発若たれ
ば、吉なり。
 九三は、その沛(はい)を豐いにす。日中に沬(ばい)を見る。
その右の肱を折る。咎なし。
 九四は、その蔀を豐いにす。日中に斗を見る。その夷主に遇え
ば、吉なり。
 六五は、章を来(きた)せば、慶誉(けいよ)あり。吉なり。
 上六は、その屋(おく)を豐いにし、その家に蔀す。その戸を
闚(うかが)うに、闃(げき)としてそれ人なし。三歳まで覿
(み)ず。凶なり。

○易経の原文

 豐、亨。王假之。勿憂、宜日中。

 初九、遇其配主。雖旬无咎。往有尙。
 六二、豐其蔀。日中見斗。往得疑疾。有孚發若、吉。
 九三、豐其沛。日中見沬。折其右肱。无咎。
 九四、豐其蔀。日中見斗。遇其夷主、吉。
 六五、來章、有慶譽。吉。
 上六、豐其屋、蔀其家。闚其戶、闃其无人。三歳不覿。凶。