2013年1月10日木曜日

34―影光光 出入入―凹凸凸 凸凹凹


 結実。
 木の実が色づき、種を抱えている。
 一定の成果が得られ、利益になっていく。
 成功ではあるが、終わりではない。
 また新たな挑戦をしなければ、迷路に迷い込むことになる。
 -0+2=+2:火曜日の午前***軌道に乗る。目標を見つ
ける。

|¦¦¦|| 山沢損(さんたくそん)

○易経の解釈

 損は、排除するといことで、余計なものがなくなり、整理され
て、すっきりする。残すものと捨てるものの選択を誤らないよう
に。すぐに実行したほうがいい。しかし、なかなかこれができな
い。二者択一で決断することだ。

 初九は、今やっていることを中断してでもすぐに実行すれば、
間にあう。どちらがいいか比較して判断すること。
 九二は、役に立てることができる。失えば損するだけだ。必要
ないものを有効活用するべきだ。
 六三は、欲をだせば損をしたと不満が残る。無欲ならば得たこ
とを喜べる。
 六四は、病気やわずらわしいことを排除する。早く対処すれば
安心できる。被害も最小限で食い止められる。
 六五は、捨てられるものに価値をみいだす。そうすれば、利益
は増大する。大儲けできるだろう。
 上九は、知識は忘れずに増やすものだ。それでこそ役に立つ。
知識が多ければ得るものがある。積極的に求めるほうがいい。知
識をためる場所は無限だ。

○易経の読み下し文

 損は、孚あれば、元いに吉にして咎なし。貞しくすべし。往く
ところあるに利ろし。曷(なに)をかこれ用いん。二簋(き)もっ
て享(まつ)るべし。

 初九は、事を已(や)めて遄(すみや)かに往けば、咎なし。
酌みてこれを損すべし。
 九二は、貞しきに利ろし。征けば凶なり。損せずしてこれを益
す。
 六三は、三人行けばすなわち一人を損す。一人行けばすなわち
その友を得。
 六四は、その疾を損す。遄かならしめば喜びあり。咎なし。
 六五は、あるいはこれを益す。十朋(じゅうぽう)の亀(き)
も違(たご)うこと克(あた)わず。元いに吉なり。
 上九は、損せずしてこれを益す。咎なし。貞しければ吉なり。
往くところあるに利ろし。臣を得て家なし。

○易経の原文

 損、有孚、元吉无咎。可貞。利有攸往。曷之用。二簋可用享。

 初九、已事遄往、无咎。酌損之。
 九二、利貞。征凶。弗損益之。
 六三、三人行則損一人。一人行則得其友。
 六四、損其疾。使遄有喜。无咎。
 六五、或益之。十朋之龜弗克違。元吉。
 上九、弗損益之。无咎。貞吉。利有攸往。得臣无家。