2013年1月25日金曜日

63―影影光 入入入―凹凹凸 凹凹凹

 完璧。
 雪が高く積もり壁のように硬く凍った状態。
 降った時にはやわらかい雪も凍れば固く厄介なものになる。
 憎しみが積もれば問題が解決しても、しこりが残る。
 完璧は柔軟さを奪い、行動を鈍くする。
 -1-3=-4:木曜日の午後***移動する。経験して知識
を得る。

||¦||| 風天小畜(ふうてんしょうちく)

○易経の解釈

 小畜(しょうちく)は、わずかしか増やすことができないとい
うことで、可もなく不可もない、ちょうど良い状態。準備は整っ
ているが、まだ実行する機会ではなく、自分のよく知る郊外の寂
れた地域から始める。

 初九は、訓練して戻る。この間、大いに失敗しておくことだ。
良い経験になる。
 九二は、強引に戻す。引き返す勇気がある。
 九三は、他人に左右されて、判断を誤る。信頼がなくなり、意
思の疎通ができなくなる。
 六四は、誠意を示す。勢いが弱まり、冷静になる。たいした損
害にはならない。
 九五は、わがままにならないようにする。裕福になれば、誰で
も近づこうと追いかけてくるものだ。
 上九は、実行する機会がきて、誰かが先に実行している。それ
でも利益を増やそうと手を出している。経営者としては当然なの
だろうが危険なことだ。その価値は最高値にきている。どんなに
賢人でも実行すれば損害がでる。

○易経の読み下し文

 小畜(しょうちく)は、亨る。密雲あれど雨ふらず、我が西郊
よりす。

 初九は、復(かえ)ること道による。何ぞそれ咎あらん。吉な
り。
 九二は、牽(ひ)きて復る。吉なり。
 九三は、輿(くるま)、輻(とこしばり)を説(と)く。夫妻、
反目す。
 六四は、孚あり。血(いたみ)去り、惕(おそ)れ出づ。咎な
し。
 九五は、孚ありて攣如(れんじょ)たり。富みてその隣と以
(とも)にす。
 上九は、既に雨ふり、既に処(お)る。德の載(み)つるを尚
(たっと)ぶ。婦は貞なれど厲(あやう)し。月、望に幾(ちか)
し。君子も征けば凶なり。

○易経の原文

 小畜、亨。密雲不雨、自我西郊。

 初九、復自道。何其咎。吉。
 九二、牽復。吉。
 九三、輿說輻。夫妻反目。
 六四、有孚。血去惕出。无咎。
 九五、有孚攣如。富以其鄰。
 上九、旣雨旣處。尙德載。婦貞厲。月幾望。君子征凶。