2013年1月26日土曜日

―季節を加えた判断例、その7―

ライバルを出し抜く方法、その4


 「影光影 入出出」(冬の晴れた日)は帰省。

45―影光影 入出出―凹凸凹 凹凸凸
 帰省。
 災害に遭い、故郷が心配になる。
 足元がぐらついて不安になる。
 良いことが続いても臆病風に吹かれる。
 気になることがあれば、よく確かめることだ。
 -2-0=-2:火曜日の午後***衝突する。敵味方の区別
をする。

|¦||¦¦ 火山旅(かざんりょ)

○易経の解釈

 旅(りょ)は、集結するということで、争乱の兆しがある。大
義名分があれば支持されるだろう。

 初六は、集結してざわついている。今にも争乱が起きそうだ。
 六二は、集結すると留まって休息し、集めた情報から計画を練っ
て、多くの協力者を集める。
 九三は、集結すると留まって扇動すると、多くの協力者まで逃
げてしまう。正義をふりかざしても受け入れられない。
 九四は、集結して目的地に着くと、軍資金や武器を手に入れる
ことができる。身が引き締まってくる。
 六五は、城壁を攻めたが、なかなか落せない。しかし、最後に
は開城する。
 上九は、権力者がその地位を失う。その権力者を倒した者たち
は喜ぶが、後には苦難が待っている。一時的に無法地帯となる。
危険な状態だ。

 誰かに足を引っぱられたり、ライバルを出し抜いても損害が増
えるだけということもある。
 スケジュールをチェックして、遅れたり、見落としがないかを
自分で確かめる。


 「影影影 入出出」(冬の曇った日)は解放。

53―影影影 入出出―凹凹凹 凹凸凸
 解放。
 猟犬が狩場に解き放たれる。
 広範囲に情報を集めるためには、集団を自由に行動させる必要
がある。
 集まった情報が重要なのではなく、探す行動が重要。
 何を観て、何を感じるかだ。
 -3-0=-3:水曜日の午後***突出する。力を得る。

||||¦¦ 天山遯(てんざんとん)

○易経の解釈

 遯(とん)は、追跡するということで、情報が集まる。それに
は、目立たないように行動することだ。

 初六は、しっぽをつかむ。知られると危険だ。だから、むやみ
やたらに情報を漏らさないこと。
 六二は、情報を集めるのは、あらためるためだ。相手を説得す
るのに、これに勝るものはない。
 九三は、情報に振り回される。古かったり、間違った情報に騙
される。心を許した身近な者の情報を集めたほうがいい。
 九四は、都合のよい情報を得る。賢人は鵜呑みにし、凡人は疑
う。
 九五は、貴重な情報を得る。効果があり、役に立つ。
 上九は、有益な情報を得る。広範囲に利用価値がある。

 営業先やライバルの情報が不足している。
 もっとよく情報収集して、検討したほうがいい。