2012年11月17日土曜日

14―光影影 入出入―凸凹凹 凹凸凹

 渦潮。
 二つの異なる水の流れが交わり、勢いを増す。
 遠くにいても影響があり、呑み込まれる。
 来るべきものは避けることができない。
 自然に身を預ける。
 2-2=-0:日曜日の午後***揺さぶられる。影響を受け
る。

¦|||¦| 沢火革(たくかかく)

○易経の解釈

 革はあらためるということで、それには長い間の反省がともなっ
ていなければならない。それがあってこそ人の心に訴えることが
でき、理解を得られる。だから、保守的な者とのわだかまりも消
える。

 初九は、あらためるにはまだ早い。
 六二は、機会をみてあらためる。実行すれば達成でき、混乱は
ない。
 九三は、強引にあらためれば災いがある。正当性があってもく
つがえされる。時間をかけて、よく説明をすれば理解を得られる。
 九四は、素直に反省する。間違いを認めてあらためれば、非難
されることはなく、信頼される。
 九五は、理解がゆきとどき、機が熟しているので、無理なくあ
らたまる。
 上六は、社会が大きくあらたまる。だけど、ほとんどの者が表
向きは従っているだけだ。気をよくしていれば反発が起きる。慣
れるまでは理解を得る努力をするといい。

○易経の読み下し文

 革は、已日(いじつ)にしてすなわち孚(まこと)とせらる。
元いに亨り、貞しきに利ろし。悔亡ぶ。

 初九は、鞏(かた)むるに黄牛の革を用う。
 六二は、已日にしてすなわちこれを革(あらた)む。征けば吉
にして咎なし。
 九三は、征けば凶なり。貞しけれども厲(あや)うし。革言
(かくげん)三たび就(な)れば、孚あり。
 九四は、悔亡ぶ。孚ありて命を改むれば、吉なり。
 九五は、大人虎変すとは、いまだ占わずして孚あり。
 上六は、君子は豹変す。小人は面を革む。征けば凶なり。居れ
ば貞しくして吉なり。

○易経の原文

 革、已日乃孚。元亨利貞。悔亡。

 初九、鞏用黄牛之革。
 六二、已日乃革之。征吉无咎。
 九三、征凶。貞厲。革言三就、有孚。
 九四、悔亡。有孚改命、吉。
 九五、大人虎變。未占有孚。
 上六、君子豹變。小人革面。征凶。居貞吉。

2012年11月10日土曜日

13―光影影 入出出―凸凹凹 凹凸凸

 帰巣。
 目的を達成して巣に帰る。
 順調に仕事が終わり、緊張から開放される。
 レジャーが盛んになり、遊び方が多様化する。
 遊びは食事の次に必要なものだ。
 2-0=+2:火曜日の午前***軌道に乗る。目標を見つけ
る。

¦|||¦¦ 沢山咸(たくざんかん)

○易経の解釈

 咸(かん)はゆきわたるということで、意思の疎通ができてい
る。ことが順調にはこぶだろう。協力しあうのはいいことだ。

 初六は、影響力がほんのわずかしかない。
 六二は、悪影響がある。いずれ災いになる。一旦停止して様子
をみることだ。
 九三は、他人に左右されている。しょせんは猿真似だ。実行し
ても得るものはない。
 九四は、積極的な行動は無駄ではなく、悔いも残らない。消極
的に行動したのでは、賛同する者は少ない。
 九五は、無反応だ。良いことにも悪いことにも全く影響されな
い。
 上六は、すぐに影響されて、騒ぎ立ててしまう。

○易経の読み下し文

 咸(かん)は、亨る。貞しきに利ろし。女を取(めと)るは吉
なり。

 初六は、その拇(おやゆび)に咸ず。
 六二は、その腓(こむら)に咸ず。凶なり。居れば吉なり。
 九三は、その股(もも)に咸ず。執(まも)りてそれ隨う。往
けば吝なり。
 九四は、貞しければ吉にして悔亡ぶ。憧憧(しょうしょう)と
して往来すれば、朋(とも)のみ爾(なんじ)が思いに従う。
 九五は、その脢(せじし)に咸ず。悔なし。
 上六は、その輔(ほ)、頬舌(きょうぜつ)に咸ず。

○易経の原文

 咸、亨。利貞。取女吉。

 初六、咸其拇。
 六二、咸其腓。凶。居吉。
 九三、咸其股。執其隨。往吝。
 九四、貞吉悔亡。憧憧往來、朋從爾思。
 九五、咸其脢。无悔。
 上六、咸其輔頬舌。

2012年11月3日土曜日

12―光影影 出出出―凸凹凹 凸凸凸

 俊足。
 足が速く、姿が見えない。
 情報があっという間に広まる。
 良い情報は利益にならず、悪い情報は収拾できない。
 宣伝には有利。
 2+1=+3:水曜日の午前***流される。逆らえば傷つく。

¦||¦¦¦ 沢地萃(たくちすい)

○易経の解釈

 萃(すい)は集まるということで、社会が形成される。だから
優秀な人材も集まって来る。その中には経験者が多くいる。それ
は社会の宝だ。そうした人材を登用すればいい。奇抜な提案でも
採用すればいい。実行すれば成果が得られるだろう。

 初六は、新しい社会なので安定していない。秩序が乱れること
もあり、悪人が集まることもある。そうした時には声をあげ、団
結して毅然とした態度でいれば、発展の力となる。心配すること
はない。そうしたところに災いはない。
 六二は、譲り合えばうまくいく、だから災いはない。信頼があ
るので気をつかわなくていい。
 六三は、人が集まらず、閑古鳥が鳴いている。得るものがない。
無理をしても災いはないが、得るものもない。
 九四は、大いに栄えて、災いはない。
 九五は、大勢の人がいてこその地位なのだ。だから混乱があっ
ても災いとはいえない。たとえ不満な者がいても、誠意をつくし
て不満を聞いていれば、誤解も解ける。
 上六は、人望が得られない。相手にされていないので災いもな
い。

○易経の読み下し文

 萃(すい)は、亨る。王有廟に仮(いた)る。大人を見るに利
ろし。亨る。貞しきに利ろし。大牲(たいせい)を用いて吉なり。
往くところあるに利ろし。

 初六は、孚(まこと)あるも終わらず。すなわち乱れ、すなわ
ち萃(あつ)まる。もし号(さけ)べば、一握(いちあく)して
笑いをなさん。恤(うれ)うることなかれ。往けば咎なし。
 六二は、引けば吉にして、咎なし。孚あればすなわち禴(やく)
を用うるに利ろし。
 六三は、萃如(すいじょ)たり、嗟如(さじょ)たり。利ろし
きところなし。往けば咎なけれど、小しく吝なり。
 九四は、大吉にして、咎なし。
 九五は、萃めて位を有(たも)つ。咎なし。孚とせられざれど
も、元永貞なれば、悔亡ぶ。
 上六は、齎咨(せいし)、涕洟(ていい)す。咎なし。

○易経の原文

 萃、亨。王假有廟。利見大人。亨。利貞。用大牲吉。利有攸往。

 初六、有孚不終。乃亂乃萃。若號一握爲笑。勿恤。往无咎。
 六二、引吉、无咎。孚乃利用禴。
 六三、萃如、嗟如。无攸利。往无咎小吝。
 九四、大吉、无咎。
 九五、萃有位。无咎。匪孚、元永貞、悔亡。
 上六、齎咨、涕洟。无咎。

2012年10月27日土曜日

11―光影影 出出入―凸凹凹 凸凸凹

 散布。
 タンポポの種が風に乗って散らばっていく。
 どこで生まれ、生活しなければいけないかは誰にも分からない。
 立地条件のいい場所があるとは限らないし、それが不利になる
ようでは存在価値がない。
 与えられた条件をよく調べ、適応することだ。
 2+3=+5:金曜日の午前***集結する。力を貯めている。

¦||¦¦| 沢雷隨(たくらいずい)

○易経の解釈

 隨(ずい)は「老いては子に従え」ということで、それでこそ
伝統が継承され、秩序が保たれるのだ。だから、混乱が起きない。

 初九は、決まりも変わることがある。それが公平ならば従えば
いい。そのためには外に目を向けて情報交換を緊密にしておく。
 六二は、未熟な我が子にちやほやしていては、優秀な人材はい
なくなる。
 六三は、優秀な人材を登用すれば、未熟な我が子の教育になる。
優秀な人材なのだから任せておけば得るものがある。人を見る目
があるかどうかが問題だ。
 九四は、新旧交代しているのに、旧人に従っている。それが正
当だとしても災いをこうむる。しかし、裏切ることなく、忠実な
のだから、新人にも信頼されるので、すべてを失うということは
ない。
 九五は、適材適所が分かっている。だから、順調なのだ。
 上六は、部下の気持ちをよく把握しているので、部下は従い、
はむかうことがない。部下が名誉を高めてくれるのだ。

○易経の読み下し文

 隨(ずい)は、元いに亨りて貞しきに利ろし。咎なし。

 初九は、官渝(かわ)ることあり。貞しければ吉なり。門を出
でて交われば功あり。
 六二は、小子に係りて、丈夫を失う。
 六三は、丈夫に係りて、小子を失う。隨いて求むることあれば
得。貞に居るに利ろし。
 九四は、隨いて獲ることあり。貞しけれども凶なり。孚あり、
道に在りて明らかなれば、何の咎かあらん。
 九五は、嘉に孚なり。吉なり。
 上六は、これを拘(とど)め係(つな)ぎ、すなわち従いて、
これを維(つな)ぐ。王もって西山に亨(きょう)す。

○易経の原文

 隨、元亨利貞。无咎。

 初九、官有渝。貞吉。出門交有功。
 六二、係小子、失丈夫。
 六三、係丈夫、失小子。隨有求得。利居貞。
 九四、隨有獲。貞凶。有孚、在道以明、何咎。
 九五、孚于嘉。吉。
 上六、拘係之、乃從維之。王用亨于西山。

2012年10月20日土曜日

10―光影影 出入入―凸凹凹 凸凹凹

 探索。
 はぐれて見失ったものを探しまわる。
 貴重なものだからこそ探しているのだ。
 手がかりが得られず、途方にくれる。
 動くものならば、待つことも探していることになる。
 2+2=+4:木曜日の午前***固まって安定する。形が見
えてくる。

¦||¦|| 兌為沢(だいたく)

○易経の解釈

 兌(だ)は理解され、信用されるということで、皆に受け入れ
られる。それを裏切るようなことをしないことだ。

初九は、調和している。だから得るものがある。
 九二は、誠意が通じる。だから疑いがはれて、認められる。
 六三は、一人勝ちしている。いずれ災いがある。
 九四は、公正な取引をしている。だから利益は少ないが、その
道を貫けば、安泰だ。
 九五は、だまされやすい性格だ。なんでも信用すれば、危険な
めにあう。
 上六は、えこひいきをしている。

○易経の読み下し文

 兌(だ)は、亨る。貞しきに利ろし。

初九は、和して兌(よろこ)ぶ。吉なり。
 九二は、孚(まこと)ありて兌ぶ。吉にして、悔亡ぶ。
 六三は、来りて兌ぶ。凶なり。
 九四は、商(はか)りて兌ぶ。いまだ寧(やす)からざるも、
介(かた)く疾(にく)めば喜びあり。
 九五は、剥(はく)に孚あり。厲(あやう)きことあり。
 上六は、引きて兌ぶ。

○易経の原文

 兌、亨。利貞。

 初九、和兌。吉。
 九二、孚兌。吉悔亡。
 六三、來兌。凶。
 九四、商兌。未寧、介疾有喜。
 九五、孚于剥。有厲。
 上六、引兌。

2012年10月13日土曜日

9―光影影 出入出―凸凹凹 凸凹凸

 反響。
 仲間からはぐれ叫ぶが、自分の声がかえってくるだけ。
 指示が行き渡らず指導力が低下している。
 自分にも情報が入らず孤立する。
 情報のやり取りの仕方を見直すこと。
 2+0=+2:火曜日の午前***軌道に乗る。目標を見つけ
る。

¦||¦|¦ 沢水困(たくすいこん)

○易経の解釈

 困は能力が封じ込まれているということで、才能はある。だか
らあきらめず経験をつめばよいのだ。行動に間違いはない。ただ
し、まだ信用される状態ではない。

 初六は、我慢の限界にきている。支援者も当分は見つからない。
 九二は、やけになって道をはずしている。才能はあり、いずれ
は認められるのだから、落ち着け。才能を目立たせる行動をした
ほうがいい。助けを求めるような行動ではだめだ。おおげざに目
立っても問題はない。
 六三は、未熟なので、壁にぶつかり、役割を与えてもらえない。
それなのに無理に仕事をしても、誰にも認められない。まわりが
迷惑するだけだ。
 九四は、才能以上のことをしているから仕事が遅い。大役は務
まらない。失敗をするかもしれないが、良い経験となる。
 九五は、出鼻をくじかれ、誰かに足を引っぱられて、誇りを傷
つけられている。時期が悪かっただけで、突然、好転することも
ある。その機会を逃さないことだ。
 上六は、地位は高いが、自分よりも部下に才能がある。だから
指示をしても従わない。部下の才能を認めて、全面的に任せれば、
良い結果を得られる。

○易経の読み下し文

 困は、亨る。貞し、大人は吉なり。咎なし。言うことあるも信
ぜられず。

 初六は、臀株木(しりしゅぼく)に困しむ。幽谷に入りて、三
歳まで覿(み)ず。
 九二は、酒食に困しむ。朱紱(しゅふつ)まさに来らんとす。
もって亨祀するに利ろし。征けば凶なり。咎なし。
 六三は、石に困しみ、蒺藜(しつり)に拠(よ)る。その宮に
入りて、その妻を見ず。凶なり。
 九四は、来ること徐徐たり。金車に困しむ。吝なれども終わり
あり。
 九五は、劓(はなき)られ刖(あしき)られ、赤紱(せきふつ)
に困しむ。すなわち徐(おもむ)ろに説(よろこ)びあり。もっ
て祭祀するに利ろし。
 上六は、葛藟(かつるい)に臲卼(げつこつ)に困しむ。曰
(ここ)に動けば悔あり。悔ゆることあれば、行けば吉なり。

○易経の原文

 困、亨。貞、大人吉无咎。有言不信。

 初六、臀困于株木。入于幽谷、三歳不覿。
 九二、困于酒食。朱紱方來。利用亨祀。征凶。无咎。
 六三、困于石、據于蒺藜。入于其宮、不見其妻。凶。
 九四、來徐徐、困于金車。吝有終。
 九五、劓刖、困于赤紱。乃徐有說。利用祭祀。
 上六、困于葛藟于臲卼。曰動悔。有悔征吉。

2012年10月6日土曜日

8―光影光 入入出―凸凹凸 凹凹凸

 催眠。
 雪が解け自然が活動を始めたが、暖かい日差しが心地よく、ま
だ動きが鈍い。
 寝ぼけている状態で、ミスが続く。
 訓練をして危険を認識できるようにする。また、チェックやサ
ポートを強化する。
 0-1=-1:月曜日の午後***散らばる。小さく弱い存在。

¦|¦||¦ 水風井(すいふうせい)

○易経の解釈

 井(せい)は井戸を中心として人の集まる場所ということで、
人や建物や時代が変わっても、そこに人が集まるということは変
わらない。廃れることはないし、極端に発展することもない。本
質は変わらないのだ。それなのに、この場所を独り占めにしよう
としたり、無理な開発をして人の住めないようになれば、災いが
ふりかかる。

 初六は、管理がゆきとどいていない。手抜きをすれば人は去っ
ていく。
 九二は、発展途上にある。だから投資が莫大になる。
 九三は、才能があっても認められない。だからみんな不満に思っ
ているのだ。その能力を認めるべきだ。人を見る目があれば、お
互いの利益となる。
 六四は、準備は整っている。手抜かりはない。
 九五は、魅力があり、人に認められて、慕われる。
 上六は、現状維持をするのは大変なことだが、怠ってはならな
い。利益を還元すれば、それは自分にも還ってくる。

○易経の読み下し文

 井(せい)は、邑(ゆう)を改むるも井を改めず。喪(うしな)
うことなく得ることなし。往来、井を井とす。汔(ほと)んど至
らんとして、またいまだ井に繘(つりいと)せず。その瓶(つる
べ)を羸(やぶ)る。凶なり。

 初六は、井泥して食らわれず。旧井(きゅうせい)に禽(きん)
なし。
 九二は、井谷鮒(せいこくふな)に射(そそ)ぐ。甕敝(かめ
やぶ)れて漏る。
 九三は、井渫(さら)えたれども食らわれず。我が心の惻(い
た)みをなす。もって汲むべし。王明らかなれば並(とも)にそ
の福を受けん。
 六四は、井甃(いしだたみ)す。咎なし。
 九五は、井冽(きよ)くして、寒泉食らわる。
 上六は、井収(みずく)みて幕(おお)うことなかれ。孚あれ
ば元いに吉なり。

○易経の原文

 井、改邑不改井。无喪无得。往來井井。汔至亦未繘井、羸其瓶、
凶。

 初六、井泥不食。舊井无禽。
 九二、井谷射鮒。甕敝漏。
 九三、井渫不食。爲我心惻。可用汲。王明竝受其福。
 六四、井甃。无咎。
 九五、井冽、寒泉食。
 上六、井收勿幕。有孚元吉。